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「かみみえ」が「かみひより」になるまで

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お疲れ様です、poppyです。本日もこちらのブログを見に来てくださりありがとうございます。
今回は「かみみえ」が「かみひより」になるまで、と題しまして、現在の「かみひより」に至るまでの過程についてざっとお話できたらと思います。

かみひよりの原型:「神様が視える男(かみみえ)」

「かみひより」の原型は第1回でもご紹介した高1の時に考えた自作小説に端を発します。そのときは「神様が視える男」というタイトルで略して「かみみえ」と呼んでいました。そこでは森に迷い込んだ野方守(のかた まもる)という主人公が助けを呼ぶと、6,7歳程度の森の神様と名乗る少女に出会った・・・というところから始まります。それが現在「やすひめ」の原型になります。10年くらいからやすひめは一貫して森の神様であったわけです。登場キャラクターは他にもいますが、現在のかみひよりにも残っているのは「やすひめ」と「野方守(野方湯衣の兄として設定上存在)」くらいでしょう。他の設定は消し去られたようです。

その後、上記の小説は行き詰まりを感じたか、あるいは飽きたのか、とにかく方針転換を図ることとなります。ここでも「野方守-やすひめ」の関係は崩さずに、その妹として「野方 湯衣(のかた ゆい)」、やすひめの祀る神社(=地和神社)の巫女という設定の「八坂瑳思(やさか さこと)」、色々と事件に巻き込まれがちな「樽落愛夏(たるおち まなか)・樽落彗花(たるおち すいか)」が登場し、設定が練られることになります。などが誕生し、以降現在に至るまで湯衣、瑳思、愛夏の3人はメインに近い立場で居続けることになります。現在と異なる設定は結構多かった(湯衣がブラコン気質があるなど)ですが、愛夏の被害者体質や湯衣の天才気質、瑳思のやすひめ溺愛体質など現在にも残っている設定も結構あったりします。

「霊気学」の誕生

そもそも「かみみえ」の本題とは何であるか。一言で表すと「野方守はなぜやすひめ(神様)を視ることができたのかを解明する」ということでした。そこを主軸に様々な事件やイベントが絡んでいくという物語だったわけです。そこで生まれた概念が「霊気学(Spiritualics)」です。精神的な存在(神様とか妖怪とか幽霊とか)に対して「霊気」なるものを定義して現代科学のような感じで記述するようになりました。例えば「原子」に対応するものとして「霊子」というものを生み出したり、いわゆる「霊感の強いひと」のことを「霊気引力が働く」のような言い方をしたり・・・・・・。
次第に霊気学を研究する者として湯衣を当てはめるようになりました。創人研究所の設定こそなかったものの、湯衣の研究者設定はここから来ています。
ちなみにかみひよりには採用されていませんが、霊気学の設定ノートには「転生学(Reincarnationology)」なるものも存在しており、おそらくこの時期に異世界転生ものが流行った影響で作られたのだと容易に想像できます。これに限らずではありますが、自分の流行りというかマイブームが「かみひより」の設定に絡んでくることは結構多いですね。

「ざんねんっ!」との合流とBBLとの出会い

大学生になった際にポピーショッピングのメンバーと「ざんねんっ!」という作品を作ろうとし、残念な結果に終わったというのは「ポピーショッピングの生態」でお伝えした通りですが、ここで生まれたのがかみひよりラストのメインキャラ「牧田直子(まきた なおこ)」になります。なぜ牧田直子なのかというのは単純で私が気に入ったからです。「ざんねんっ!」がダメなら「かみみえ」に持ってくればいいじゃない、という考えで「牧田直子」や「ざんねんっ!」において舞台となった高校・央野城高校を「かみみえ」の設定に持っていきました(ただしこの時点では牧田さんと愛夏・湯衣・瑳思は別の学校という設定であった)。
その後、私が着手したのは「霊気学」でした。まず「霊気学」を取り入れる研究施設として「創人研究所」を作り、野方湯衣をその研究員としました。ちなみに「創人研究所」の名前の由来は「所長が霊気学を用いて人間となんら相違ない精巧なアンドロイドを創ることを目的として設立した→人を創る研究所→創人研究所」です。現在もこの設定は「表向きは優秀な人材を養成し輩出(創出)する(松下幸之助の「物をつくる前にまず人をつくるを参考にした」)」を追加した上で生きています。

次に転機が訪れたのが第1回でも述べたBASEBALL LIFE(以下BBL)」です。ここで「かみみえ」のメインキャラや「ざんねんっ!」で登場したキャラクターを続々投入して、ここで設定がさらに洗練されることになりました。例えば「時檻り編」の源泉となる「タイムマシン(時空間移動)」はここBBLで生まれた設定ですし、牧田さんも含めてメインキャラが同じ央野城高校に所属することになるきっかけにもなりました。
ここまで来ると、最初の本題である「野方守はなぜやすひめ(神様)を視ることができたのかを解明する」はもはや意味を成さなくなり、タイトルを改めたほうが良いと気づきました。
そこでポピーショッピングのメンバー(主にふりー)との会話の結果「かみひより」になりました。「かみひより」の特に「ひより」の部分は「ギャグマンガ日和」や日常系のマンガ・アニメ「のんのんびより」が影響していると考えられます(前者はpoppyの名の由来になったこと、後者は男の子がほとんど登場せず、女の子たちが日常を過ごす姿を重ね合わせた)

そして現在へ・・・

ということで、紆余曲折ありながら、現在の「かみひより」が形作られていきました。その第一弾が「かみひより ~時檻り編~」であり、今後作る予定のかみひより本編であります。
今後はかみひよりの現在の設定や各キャラクターの掘り下げについても話していきたいと思っていますのでお楽しみに!

それではまた!

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